【嫌い?好き?で決まる認知症状の対応】
目次
突然ですが…
学校で記憶に残っている先生ってきかれたら?
必ずでてくる
・叱るおっかない先生
・理不尽な先生
・暴力教師
私の周りだけかもしれないけれど
恨んでいません。
むしろ感謝しています。
・叱る先生→わたしたち、ムチとムチとアメをしりました。
・理不尽な先生→わたしたち…、理不尽と矛盾、社会の心得をさせられました。
・暴力先生→わたしは殴りません、だって自分の手が痛いから。
(雑な学生時代)
でも、本当は分かってほしいし優しくされたいのです。
そんなことなかったですか?
そして
優しくされたい願望は
年を重ね
高齢者になると
その気持ちは急上昇。
実は、この優しさの対応がこれから続く介護では大切なのです。
そして、認知症状初期の軽度、中度期、重度期二移るにあたり重要になってきます。
【NGワードを知る】
「ダメ!」
「なんでできないの!!」
「ちゃんとやって!!!」
あなたを否定するようなキツ~イ一発の言葉を言われたとき、どう思いますか?
誰しもが、怒られたり、キツ~イ一発を食らってら…。
今後、あなたならその人に対してどのような行動をとる?
それは、認知症状の方も同じです。
認知症でも感情を司る脳の機能は働いています!
「良い・悪い」を感情で判断し、体験として覚えています。
実にメンドクサイのは脳に刻み込まれてしまうことなのです。
自分が嫌だと思った人にたいしては
雰囲気でわかることもしばしばです。
重度になってくると暴力(攻撃)で身を拒否(守る)とかで表れたりします。
モチロン察知してしまうこともあります。
学校の暴力先生におきかえれば
暴力先生と目があう→殴られる→よって過剰な暴言(攻撃)を吐く。
暴力先生を察知→逃亡(拒否)して身を守る。
したがって、ネガティブな感情は拒否反応などを引き起こします。
ということで、否定的な言葉はNGなのです。
(※登場人物は認知症の方ではありません)
【その先の介護生活が変わる2つのポイント】
そうは言っても、否定的な言葉が出てしまうよ…
家族であれば、それは当然です!
これまでの本人を誰よりも知っている家族だからこそ、
受け入れきれず、
認められない、
それは自然なこと。
ですが、「嫌な人」「これはキライ」などと
一度ついたネガティブなイメージを書き換えるのは並大抵ではありません。
その先の介護を考えて少しずつ言葉の訓練をしていきましょう。
NGワードを言わないためにも
介護する側も、される側も、ストレスをためないためことが重要です。
そこで大事になるのが…
- 「真正面からぶつからない」
- 双方のストレスにつながります
- 「適度な距離感」
- 双方の「生活」と「心」の距離感に〝ゆとり〟が必要です
この2つのポイントです。
これを意識し実践してみてください。
自身の介護の仕方や対応する人を変えるなどの工夫で
良いイメージにすり替えていくこともできるはずです。
【努力もいろいろ】
「嫌われる努力」
嫌われる勇気なんて家族家族にはいりません。
「好かれる努力」をしてくださいね。
現世では誰でも1回限りのこのご縁、お互いの縁がいつまで続くかわかりません。
そばにいても離れていても共に過ごす時間を大切にしたいものですね。