このところ暑い日が続いております、熱中症で運ばれる人が非常に多いですよね。
東京都監察医務院によりますと、都内では8月に入ってから20日までに、すでに148人が熱中症で亡くなっています。19日までの8日間でみると、死亡した28人のうち、28人のうち、70代以上が約8割という報告があります。
特に、年老いたご家族がいればとても心配です。そして、高齢者は高血圧など循環器系の病気や脳梗塞などの脳血管性の基礎疾患を持っていることも多いので「命」が危険な状態になってしまうこともあります。十分な環境的な予防が必要です。
最初に結論を言っておきます。
「『室内』が温度28度、エアコン自動運転!」
目次
この日本の夏の暑さは、身の危険を感じるほど、とてもやばい2020年の夏です。エアコンをつけずに部屋にいるだけでも大粒の汗が流れっぱなしです、しまいには、頭の思考回路が停止してしまうくらいです。
まだまだ続く、うだるような暑いこの夏、快適に日常生活を送るためには、適切なエアコンの設定を知っておくことがとても大事になってきます。
エアコンの「設定温度」と「室温」は混同されがちです。しかし、実は違うのです。
よくある話で、夏にエアコンの「設定温度」を28度としている場合、「ちょっと暑いーー」と感じる人も多いですよね。とても正しいのです。
国が定めている28度設定というのは、「エアコンの設定温度を28度」ということではなく「室温が28度」であるということです。ちなみに、室内温度計で適切な「温度」「湿度」の目安は、夏の室内の温度24~28℃ 湿度45~55%です。
暑い寒いも、人それぞれの感覚になったりします。ですので、体感に頼ってしまうと個人差がどうしても出てしまいます。温湿度計を用意をして、客観的な数値で計って管理できるようにしてくださいね。
「エアコン」をつけるのを嫌がる高齢者
【電気代】
連日の猛暑。熱中症を避けるため、屋内にいるときはエアコンでの室温調節が重要です。
「エアコンは電気代をくうから…」と言う理由で、エアコンの冷房を嫌がりつけないこともあります。室内での熱中症患者のほとんどが高齢者というのも、なんだか分かりますよね。それが、高齢者が自宅で熱中症になりやすいひとつの理由です。
エアコンの電気代
今は、エアコンのほぼすべての機種にインバーターという制御回路が採用されているので、昔と比べれば、格段にエコになっていて、電気代を抑えています。
「電気代がかかる」というイメージ、大手メーカーの話によれば、「インバータ」という制御回路が登場する前の1980年代以前は、つけっぱなしにしておくと、エアコンが頻繁に「オン・オフ」を繰り返していたため、電気の使用量が大きかったということです。そんな過去の化石的な知識があるためです。
電気代を節約しながら上手に使う簡単な方法
「エアコンは起動するときに大きな電力を消費するので、つけっぱなしのほうがより省エネになります。体のためにも快適性のためにも、そしてお金のためにも、頻繁につけたり消したりせず、つけっぱなしで使うことをおすすめしています」
つけっぱなしで、エアコンをうまく使うコツだそうです。
【大事な体】
何度も言いますが、連日の猛暑。熱中症を避けるため、屋内にいるときはエアコンでの室温調節が重要です。
しかし、「身体が冷えるから…」と使いたくないという理由が挙げられます。室内での熱中症患者のほとんどが高齢者というのも、高齢者が自宅で熱中症になりやすいひとつの理由ですね。
エアコンは環境設定
もちろん、温度管理をしていなければ、体が冷えすぎてしまうと、膝が痛くなったりします。また、部屋が乾燥していると、のどが痛くなったることもあります。ここで大切なことは、「適切な温度・湿度の設定」です。そうすれば、身体にかかる負担などの影響はありません。
昔のエアコンは細かい温度調整が難しくて、かなり冷えすぎたりといったこともありましたね。やはりその時の体験・経験があるのでしょうね。
よくある在宅現場のエアコン事情
よくある、娘さんや息子さんからの話しで
「こんな暑いのにエアコンを使わないので心配」
「うちわで、この暑さをしのげると思っているのかしら」
エアコンにまつる話はけっこうでてきます。
最新のエアコン情報をお話しすれば、ほとんどの高齢者はエアコンをつけて日常生活を送ってくれます。
しかし、 現場でよくある話ですけど、特に高齢者になってくるとリモコンなどの機械を扱うのが苦手になってしまいます。
例えば、エアコンのリモコンはなしです
・「どこ押したら動くの?」
・「スイッチの電源これだっけ?」
・「スイッチ『入・切』押してもつかない」
・「エアコンが壊れている」
と言ったことをおっしゃるとこが多いです。
だいたいの原因は、リモコンの「電池切れ」か「ボタンが見えていない」かになります。
ボタンが見えていないで、間違って押してしまう暖房のスイッチ。
これ、怖いんですよ。
特にこれは認知症とかいう問題ではなくて、単純によく見えていないというケースが多いですね。液晶画面も見えづらいということです。
一概に認知症とは言えないことが多い、実際の在宅介護の現場です。
さいご
あなたも高齢者もご家族も、安全に今夏を乗り切るためには、室温の温度は28度を設定にしてください。そして室温が28度を超えているにもかかわらず、エアコンの設定温度を28度にし続けるのは非常に危険なことですからね。積極的にエアコンを使っていくことが重要ですよ。
もうひとつ、室温を適正温度に保つための工夫として、エアコンの自動運転モードを積極的に活用しましょう。室内の温度が設定温度になるまでは最大運転を行い、その後は送風運転や弱運転で設定温度と同じ温度を保つことができます。
エアコンは自動運転で、特に高齢者の部屋はつけっぱなしで行きましょう。室内温度が28度です。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。