高齢化社会の日本は世界に誇れる、昔のお姉さんお兄さんがいる超老人大国ですね。これから、ますます昔のお兄さんとお姉さんと接するチャンスが訪れます。
私、自身今まで数え切れないほど、在宅介護で接してきた中で、今の若い人と昔の若かった人がどのような話をすればお互いが喜べるのか、ということを体験と主観をバリバリ入れながら、お話ししていきたいと思います。それでは盛り上がって参りましょう!
昔の「お兄さん・お姉さん」がよろこぶ話の振り方
目次
一番は、健康の話
二番は、昔の話
一般的に、男性の高齢者は人生の半分以上を、仕事一筋に費やして来られました。その体験談やその時の仕事の内容など話を聞いてみると…目に光が戻り、イキイキと長々と話を聞かせてくることでしょう。その時ばかりは若者の姿になっています。
一方 女性の高齢者の場合は、料理・子育てについて話を聞いてみてください。そしてちょっと無邪気に、娘さんだった頃、好きな人いたんですか?初恋は何歳ぐらいだったんですか?と具体的に聞くと、ちょっと恥ずかしそうにしながら、乙女の心をだしながら話してくれます。
少しこっちが恥ずかしくなりますね…(笑)
さてさて、少し脱線気味なんですけれども進めて行きまーす。
第1位、健康の話は大好き
健康について、とっても敏感になっております。「いのち」を大切に扱うというのをとても学ばしてもらいます。だからこの話題は、あなたにとっても使える内容になったりします。
「たべもの」からの健康
食生活は毎日のことですから、食生活に気を配ります。だって、皆さん病気と仲良く過ごすようにしています、ちょっと間違えればそれこそ命に致命的な病気に発展しかねません。弱いながらも、食事は健康の源であり、病気の予防や治療にもなります。
だから、「たべもの」については関心が大きいのでよく知っています。 話題にするといいですね。会話も弾みます。
「体操(軽い運動)」からの健康
体操や軽い運動の生活習慣を取り入れる元気な人が多いです。寝たきりにならずに出来る限り健康で生活していきたいということを目標にしています。ピンピンコロリ、最近あまり聞かなくなった言葉ですね、目標にされています。
・簡単な体操
・ウォーキング
・腰痛体操
・ヨガ
このように体操をしている高齢者に、話題を振るとランランと目を輝かせて話をしてくれます。そして、無理なくできる健康法が、あなたにプラスになることだってありますよ。このような感じで聞いてみればいいですね。
第2位、昔の話
本当は1位にしたかったくらいです。(笑)
あなたもご存知の通り、昔の若者は、今のことより過去の出来事の方を覚えています。
そんな思い出話を伝えることは、とても有意義な時間を過ごす楽しいことになっているのです。ただ話し出すととても長くなる傾向ですね。
実は昔の話を話してもらうということは、認知症の予防や認知症のリハビリにも効果があると言われる「回想法」なのです。
回想法
回想法が精神科医ロバートバトラーさんによって1960年代に提唱された心理療法です。会話をしながら、思い出を引き出すために「写真」や「映像」を使って過去を思い出してもらう方法なんです。簡単に手軽にできますね。
私ケアマネージャーとして、利用者さんのところに定期訪問で自宅に伺い、リビングに入った際に「写真(アルバム)」が2山も積まれていると…。「さて、回想法の出番だよ」と覚悟を決めます。し・か・も、男性の利用者に多い…(苦笑)
回想法の効果
この回想法、昔の話しを聞くときには、否定しないで無理強いもしないことですよ。認知症予防にもなりまし、認知症のリハビリにもなっているくらいです。
・ 言葉を忘れにくくなる。
・ コミュニケーション能力UP
・ 自尊心を取り戻す
・ 喜びをゲット
・ 脳の機能が活性化
などの効果が期待できるといわれています。
昔の若い人は、自信と希望を取り戻し活力UPになりますので、良いエンルギ―があなにも伝わるはずです。きっと…。
おわりに
「今の若い人」と「昔の若かった人」がどのような話をすればお互いが喜べる話は、一番は、健康の話で、二番は、昔の話でした。昔の若かった人、いまの高齢者からも学べることがあるはずです。そして、自分が経験していなかったことを学べるチャンスです!
最後まで読んで頂きありがとうございました。